広島大学医学部歯学部ラグビー部
平成8年の西医体

 広島大学医学部ラグビー部、創部三十周年を心よりお祝い申し上げます。自分が入部し た年に二十周年パーティーがあったので、あれからもう10年も経ったのかと驚いております。キャプテンをさせていただいた年の西医体は生涯忘れられない思い出です。今でも たまにその時のピデオを見て感動に涙することがあるのは自分だけではないと思います。創部30周年とは特に関係ないことでありますが、このときの試合について書かせていた だくことにします。

 一回戦はシード。

  二回戦は福井医大戦、練習の成果出ず、他大学からは大量得点差を期待されながらも、 25-0(後半は5点のみ)。FWもBKもばらぱらで、今後どうなるのか副キャプテンの大森(1影のキャプテン)と心配したものでした。

 三回戦は当然関西の雄、一一奈良県医大との対戦を予想し、一ヶ月以上も前より、関西出身の小出(なぜか現在も現役6年生で今年も西医体出場、来年も彼の西医体での活躍を期待している。)が手に入れたビデオで研究していたにも関わらず、何の情報もない浜松医大との対戦となった。この日より西医体に参加していただいた丸尾コーチのおかげで二回戦での不安はなくなり、11-0にて勝利(点差は一回戦より小さいが、安定感のある試合であった)。

 準々決勝は九州No2の長崎大学、さすがに強豪校であり、かなり攻められもしたが、日高の味方ゴール前でのスーパープレイ(2次ボイントからフランカーの位置より飛び出し、クロスで入ってくる相手センター(このセンターは九州ではミニタンクと呼ばれ有名だったらしい)にタックルすると同時にボールを奪った)もあり、何とか勝利(13-7)。

 準決勝は滋賀医大戦は強豪長崎大学に勝利した後だったため、怪我人も多く、苦戦を強いられたが出場した選手達の頑張り(特にスクラムハーフ兼川さんが密集に巻き込まれているときの小松のボールさばき)でベストメンバーで戦っているのと変わらない安定感のある試合展開で勝利(9-5)。

 決勝戦は自分が霞ラガーズに入部してから、西医体での成績が1勝2敗である京都大学との戦いとなった。この年の京都大学はFW,BKどこからでもトライの狙える爆発的な攻撃力を持ったチームであった。この試合は自分たちにとって初めての40分ハーフの試合であり?潟jドしていたため條骼詩?A多くの練習時間を費やしたアィフェンスが冴え、16-10にて勝利し、優勝した。

 自分たちの力で、白ジャージの左腕に5本目のラインを刻むことが出来、当時のメンバー達は非常に感動したものであった。体育会系が敬遠されがちな現在、体育会系でもさらに敬遁誉れるラグビー部に入部する新入生が減り、クラブ存亡の危機にあるとのことであるがラグビーはやってみるとやめられない楽しさがあるスボーツ(今でもたまに現役生に遊んでもらっています。)であり、練習をすれぱするだけ強くなれるスポーツである。この楽しさを新入生達に伝え、部員数を増やし、近い将来左腕に6本目のラインが刻まれることを強く期待しています。

 最後に当時の幹部学年である平成10年卒業メンバーの紹介をさせていただき、締めくくらせていただきます。

 大森俊行(No.7) 同級生で唯一のラグビー経験者。彼のラグビー理諭が同級生の間で浸透していた。影の キャプテンと皆に一目置かれながらも、車に乗るとすぐ迷子になってしまうお茶目なやつ。大好物はサロメ。(チームで購入するサロメの90%は彼の足に吸い込まれていった。大森、自分のを買え。)

 尾上亮(No.14) 入学時とてもスリムだった彼は、俊足WTBとして華やかにデビューを果たした が、一年時にかわいい彼女(現在新婚中)を見つけ、幸せ太りしてしまい、重量WTB(俊足とはとてもいえない)として、大活躍した。5年時の京都大学戦(13-10)での終了間際の彼の全体重を浴びせたタックル(浴びせ倒し)なしには、この年の霞ラガーズの活躍はなかったであろう。

 小沢信介(No.4) 小粒ぞろいの霞ラガーズFWにおいて、一人FW平均体重の増加に活躍した彼(現在 105?とのこと)はラインアウトの達人。低いジャンプと高いジャンプを使い分け(実際は低いジャノプのみ)、敵を翻弄した。普段と試合ではおとなしいが、飲み会では大暴れ (負傷者続出)。

 小松弘明(No.9) 自称硬派の彼は、「女性のいるところ小松あり。」と言われ、私生活では微慶も硬派ぶりを見せないものの、試合中の特にディフェンスでは根性を見せてくれた。体は小さいが、誰よりも低いタックルで、大男達をなぎ倒してきた彼の凄さは試合中にキラキラ輝きながら何度も宙を舞った彼の前歯が物語っている、しかし彼の凄さはやはり私生活である。無言でにこにこ座っているだけで、コンパで人気者になれる彼に嫉妬した者は多いだろう (ちなみに自分も真似してみたが怖いと言われた。)。小松、硬派の意味はもうわかったか?

 志々田将幸(No.12) 個性派ぞろいの学年の中で唯一の平凡なまじめ人間。

 峠本純哉(No.5) 霞ラガーズのムードメーカーである彼はどんな負け試合でも声の途切れることはなかっ た。強敵との試合で負けそうなときもかわいい娘がいないつまらないコンパ(彼的にはかわいい娘がいたのかも?)でもチームのムードメーカーとして十分に活躍してくれた。 FWであった彼はトライのチャンスに恵まれなかったが、近い将来OB戦で初トライを挙げてくれることであろう。

 日高敏和(No.2) 味方にしてこれほど頼もしい男はいないが、敵にしてこれほど恐ろしい男もいない。根っからのギャンブラーであり、ギャンブルでも試合でも弱い者にはとことん強い。その弱点を見つけ、徹底的に攻める彼にチームは何度となく救われた。ただ日高よ、麻雀では勘弁してくれ。

 宮本礼人(No.15) 霞ラガーズの攻守の要、攻撃ではチームの得点の約半分をたたき出し、守備では霞の守護 神として、2対1までなら大抵は止めてくれた。自分たち不甲斐ない平成4年入学部員に神(教養の教授)が与えてくれた強力な仲間。その強い攻撃力と広い守備範囲は試合ばかりでなく、女性関係でも十分に発揮されていた。